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ガンプラの改造にチャレンジしてみたいけど、何から始めていいのか分からない。
そんな初心者モデラーは多いのではないでしょうか。
今回お教えするのは始めたばかりのモデラーの方でも、簡単に出来る超お手軽な改造方法です。
「作業はお手軽でもお金がかかるのはちょっと・・・」と思われる方もいるでしょうが、使う材料によっては、簡単でなおかつお金もほとんどかけることなくカッコよくディティールアップすることが出来るので、ぜひ実際に改造してみてください。
モノアイを付属のシールから置き換える
通常モノアイは付属のシールをペタリと貼り付けることで表現されます。
しかしいくら箔押しのホイルシールといえども、サイズによっては見えづらかったりあまりキラキラ光ってくれなかったりと思った形にならないこともあります。
そこでシールからパーツに置き換えることで、サイズの調整をしつつキラリと光るものに変えることができます。
用意する素材
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用意する素材ですが、まずお手ごろに済ましたいのであれば100円ショップのジュエルシールや手芸店で売られているラインストーンを使うというものです。
コレのいいところはコストがそんなにかからないのと、こういったデコレーションために作られたものであるためお値段の割りに結構目立ち、またシールで出来ていることが多いので特別な接着剤を用意したりすることなく、気軽に行えるところです。
次に紹介するのは WAVE オプションシステム シリーズ Hアイズ です。
価格はそれぞれ250円になります。標準・ラージ・ミニ・角と4種類あります。
H・アイズ[1]標準サイズ
株式会社ウェーブ様より引用
このHアイズですが、切り離す部分が一段下がっているため切り離しやすくヤスリなどで軽くこすってやるだけで形を整えてやることが出来る優れものです。
使い方としては本体に直接貼り付けてもいいのですが、一工夫加えることでポテンシャルをグッと引き上げることが出来ます。
まず使うパーツを切り離し、ヤスリで形を整えたら接着する平面側を向けます。
平面側に、100円ショップなどで購入できるメタルテープを貼り付けます。
これは裏打ちという作業で何もないクリアパーツの裏にメタルテープを貼ることにより、ただクリアパーツだけで貼り付けるよりも少ない光でキラキラと反射するメタルテープがクリアパーツの後ろから光を拾ってくれるため光を反射しやすくなり、モノアイが輝いているように見えるのです。
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次に紹介するのはHQPARTSさんの VCドーム です。
2mmから4mmの見る角度で色の変わるバリアブルカラードームと言うパーツで、お値段は2mmから4mmのものがそれぞれ3個ずつ計9個で324円になります。
写真はVCドーム レッド 2.0〜4.0mmになります
HQPARTS様のホームページより引用
こちらは見る角度によって色を変えるパーツになるため裏打ちをせずともそのまま貼り付けるだけでも十分ディティールアップになります。
最後に同じくHQPARTSさんから出ている GEMドームオーロラ を紹介します
GEMドームオーロラにHDプレートとSPプレートセンサー用メタルシールを使うことでここまでキラキラした輝きを生みます。
右の写真は付属する1mmから2.5mmのサイズ比較です
HQPARTS様のホームページより引用
こちらは1mmから2.5mまで各3個計12個入りで324円になります。
上に上げましたVCドームを出されているHQPARTSさんが発売されているものですが、こちらは屈折率が高いためメタルシールを裏打ちすることでその色をベースにキラキラと輝きます。
宝飾用の人口石を使っているだけあって輝きが違いますが、パーツが小さいこともあって裏打ちが少々難しいかもしれません。
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オススメの接着剤
材料とざっくりとした使い方は説明しましたが、裏面がシールになっていないクリアパーツなどを貼り付ける際
つかう接着剤を間違うとせっかくのクリアパーツが白くにごってしまったり、取り付けるところがずれてそのままくっついてしまい、台無しになってしまうことはなんとしても防ぎたいところではあります。
そこでおすすめしたいのが セメダイン ハイグレード模型用接着剤 CA-089 です
株式会社セメダイン様より
定価は540円ですが、通販サイトによってはもっと安く手に入れることが出来るでしょう。
さて、なぜこの接着剤がいいのかと説明する前にそのほかの接着方法をざっくりと解説します。
まずパーツを貼り付けるだけなら、それこそ100円ショップの木工ボンドでも出来ないことはないので、ペタッとパーツをくっつけるだけならボンドでも十分に出来ます。
しかしボンドは固まると透明にはなりますが厚みを持つてしまうため貼り付けたモノアイが出っ張ってしまいます。
ほかにもプラモデル用の接着剤は厳密にはプラスチック同士を溶かしてくっつける(イメージとしては糊で貼り付けるようにしてくっつけるのではなく鉄と鉄を溶接してくっつける感じ)ためせっかくのパーツが解けてにごってしまいます。
瞬間接着剤ではもしパーツがずれてくっついてしまっても、すぐにくっついてしまうためリカバーのしようがないため、もしを考えるとオススメはできません。
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では、肝心のハイグレード模型用接着剤ですが。
この接着剤、瞬間接着剤ではないので固まるまでに結構時間がかかります。またクリアパーツやメッキにも使えるように作られているため白く濁る心配がありません。
ただ、口の部分が大きいため細かいパーツに直接塗るのははみ出す恐れがあります。そこで別の容器にいったん出して、つまようじなどでチョンチョンと接着剤を乗せていくようにするのがオススメです。コレであれば必要以上に接着剤をつけずにすみますし、ズレても乾くまで時間があるので、リカバーもききます。
もし、を考えた場合すぐにくっつくよりは時間が少々かかっても綺麗に出来たほうが完成してからの喜びも違うはずです。
簡単なディティールアップはモノアイ(目)から
いかがでしたでしょうか、今回は特別な加工をせずにお手軽にディティールアップする方法を紹介しました。
他にもモノアイの加工には、モノアイをくっつけるレール部分を削ってモノアイ自体を埋め込んでしまったり、LEDの配線を組み込んでクリアパーツを発光するように加工したり、レール部分の裏側に金属テープを貼り付けモノアイ部分の裏側にはネオジム磁石を仕込むことでモノアイ自体を自由に動かせるようにするなど、ディティールアップの方法はまだまだたくさんあります。
ですがガンプラを初めて作った人にとってはまだまだ雲の上のように感じるのではないでしょうか。
もしくは「そこまでしなくてもいいや」という感想を抱く方もいらっしゃることでしょう。
あくまでガンプラは趣味で仕事にする人はそうはいないはずです。
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ですから自分が満足できる範囲での加工が一番で、自分が納得すればそこで作成は終了です。しかし時間をかけて手を加えてやると愛着もわきます。残念ながらガンプラは喋りませんし、ましてやなつくなんてことはありえません。生き物ではないため当然です。
ですがふと作り終えたガンプラを眺めていると、出来た喜びとは別に「もっと手を加えてやりたいけどどこから始めればいいんだろう」と思うことがくるかもしれません。
今回のディティールアップ講座がそういった「手を加えてやりたいけど、どこからやったらいいかわからない」という疑問を解消するきっかけになれたらさいわいです。
それではよいガンプラライフを