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プラモデルの塗装のことについて調べているとかわらず「サーフェイサー」というものがでてきます。私自身塗装をしていなかったころはわかっておらず模型雑誌を見て、なんで直接塗装せずにわざわざサーフェイサーを使ったあとで塗装してるんだろう。手間と時間無駄にかかるだけじゃないか?なんて思っていました。
ところが実際に試してみるとサーフェイサーを使ったほうが便利なことに気づきます、塗装をガッツリやる場合は特にその便利さがわかります。今回はそんなサーフェイサーの疑問に対する答えをお教えしていこうと思います。
そもそも「サーフェイサー」ってなに?
簡潔に言うと「塗装の下地として塗る溶きパテ」のことです。この溶きパテを溶剤でうすめ空気で吹き付けるのことを「サフ吹き」といいます、またサフ吹きを簡単にできるようにスプレー缶につめたものもあります。
サーフェイサーを使うデメリットって何?
いきなりデメリットかよって思う方もいらっしゃるかもしれませんがまあきいてください。
このサーフェイサーを使う上でのデメリットですが3つあって、
1.ガンプラ作成での工程が一つ増えるため時間がかかります。
当然といえば当然ですがガンプラ本体に吹き付けるので乾くまで時間がかかり短期間でガンプラを完成させたい場合の足かせになります。
2.溶きパテを吹き付けるため「モールド」が埋まる
微量とはいえ溶いたパテを吹き付けるため吹き付けすぎるとせっかくのモールドが埋まってしまい、スミイレの前に掘り起こさなければいけなくなります。そのためサーフェイサーを吹くときには「薄く薄く」のせていくことを意識しなければいけません。
それでも埋まるときは埋まってしまいますが。
3.表面にパテが盛られることで野暮ったい印象を受ける可能性がある
塗装をする場合このサーフェイサーの上から色を載せていくため、どうしても塗料による層が出来ていきます。その結果シャープに仕上げようとしたガンプラの鋭さをにぶらせかねないのです。
といってもそこまで厚塗りするつもりがなければ微々たる差なのですが、プロの方の中にはそういった理由からサーフェイサーをふかずに直接下地の塗料で塗り始める方もいます。
じゃあサーフェイサーを使った上でのメリットって?
いよいよメリットの説明ですが、主に3つあります。
1.成型色をリセットし色を統一できる
ガンプラは色プラという設定に沿ったカラーリングがあらかじめされたプラスチックで出来ています。そのため各パーツによっては色ののりが一つ一つ違ってくくるという事もでてきます。
そんな中で自分の思い描いた色、例えば黒色のパーツを白く塗装したい場合白い塗料をひたすら塗り重ねても、なかなか思っていた白色にならないということがおきてきます。
そういった違いをサーフェイサーを使うことで「色をリセットし統一する」ということができます。すべてのパーツが同じ色になりますから色の強さで個別に塗り分ける必要がなくなり、思い描いた色を再現しやすくすることが出来ます。
2.塗料ののりがよくなる
上にも書きましたが、塗装をする上でたいせつなのは機体を思い描いた色にすることがきちんと出来るかです。そのため塗料がしっかりとつくかどうかはとても重要な要素になるのですが、このサーフェイサーはその塗料の食いつきをよくする効果があります。
また、一つのパーツで塗りわけする場合マスキングというものをするのですが、サーフェイサーを吹いたうえで塗装するとマスキングをはがす際に塗料が持っていかれることを防ぐ効果もあります。
あらかじめ色を統一した上で塗装していくことで、少ない回数で思い描いた色にすることが出来るので結構快感ですよ。
3.隠れた傷を見つけやすくし表面処理で生まれた細かい傷は隠すことが出来る
ガンプラの表面処理をする際、主にへこんだ部分にパテを盛って紙やすりでコスって平坦にするという作業をするのですがヤスリでこするということは表面を削ることにもなります、この時に出来る削って出来た細かいキズをサーフェイサーを吹くことで隠すことができます。また隠れた傷を見つけやすくすることでパテを盛って紙やすりでこする表面処理をもう一度行いサーフェイサーを吹くことで隠れていた傷を見つけやすくする効果もあります。
気になるサーフェイサーの色
サーフェイサーにはいくつかの色があります、主に使われる色がブラック、ホワイト、グレーの3色です。
ブラックを使う場合は、上に載せた色が重厚なかつ暗いイメージになるため重量を感じさせるものによく使われます。
ホワイトは逆に上に乗せた色が軽量かつ明るいイメージになるため、明度を強調させたいものによく使われます。
グレーは傷が目立ちやすいので表面処理を徹底する上でお試しに吹くこともあり、また上2色のように突出した特徴がないためどんな物にも使用できるため、「とりあえずグレー吹いとけば問題ない」といわれるほどの万能ップリを発揮します。
そのほかにも、ブラウン形の色の下地としても使える「マホガニー」やドイツ戦車をはじめとする世界の戦車のさび止めとして実際に使われていた色を再現した「オキサイドレッド」、赤色をより鮮やかに出したりフィギュアの肌色の発色をよくするために下地に使われる「ピンク」などがあります。
サーフェイサーを使う場合どう使ったらうまく出来るの?
サーフェイサーにはビンのタイプとスプレーに入ったタイプのものがあります。ビンのものは溶剤でうすめて筆で塗っていくかエアブラシで吹き付けます、うすめる比率はサーフェイサー1に溶剤2といわれていますが気持ち分サーフェイサー多めで使う場合が多いです、中にはサーフェイサー1に溶剤1.5で使われる方もいらっしゃるようですから、このあたりはどうしても個人の感覚になるためこれが絶対ではないということだけ知っておいてください。スプレーのものはもうすでに溶剤でうすめてあるのでスプレーをよーくよーくふった上で本体に吹き付けていきます。
どちらにもいえることですが、このさいベッタリ塗ってはいけません。せっかくのモールドが埋まる上に厚塗りになってしまいます。サーフェイサーを使う場合は薄く薄くを心がけましょう。
結論としてサーフェイサーは可能な限り吹いたほうがいい
さてここまでいろいろ書いてきましたが、塗装をする上ではサーフェイサーは使ったほうが良いという結論になります。
塗装をする上で注意する点に、思っていた色と違うため塗り重ねてもどうも思ったようにならないし、かといってリカバリーしようにも色を戻すことが出来ず結局あきらめてしまい塗装に苦手意識をもってしまことがあります。
ですがまず色をリセットした上で、思い描いた色をのせていく事で機体が徐々に染まっていきそして完成するものは労力を費やしたぶん感慨もひとしおといえます。
ただ使うサーフェイサーの色に迷うこともあるでしょうから一つアドバイスするなら、あなたの思い描いた色が「明るい色ならホワイト」を「落ち着いた色ならブラック」を「迷ったらグレー」を使えばいいでしょう。
私的にはたいてい「グレー」で済ませてますが、まったく試したことのない色に挑戦するのも一つの醍醐味です。
それではよいガンプラライフを